ロシア・プーチンVSトルコ・エルドアン 攻防まとめ[2015/12/03 16:21]

 ロシアとトルコの対立は先月、トルコ軍によるロシア軍機の撃墜が発端でした。プーチン大統領とエルドアン大統領がここから非難合戦を展開します。それまで経済などで強い結び付きがあった両国ですが、溝は深まり、撃墜から3日後に会談を呼び掛けたトルコに、ロシア側は「謝罪の用意がない」とこれを拒否しました。さらに、ロシアはトルコの農産物などの輸入を止める経済制裁を打ち出しました。そして、プーチン大統領は「ロシア軍機の撃墜は『イスラム国』からトルコへの石油密輸ルートの確保が目的」だったと非難。これにエルドアン大統領が「事実でなければ大統領を辞める覚悟はプーチン氏にあるのか」と激しく反論しています。その一方で、今月2日、エルドアン大統領は事態の沈静化に努める考えを示しました。そうしたなかで、両国の外相が会談することが決まったと伝えられています。

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