トランプ氏「イスラム教徒は入国禁止」に非難相次ぐ[2015/12/08 15:00]

 アメリカ・カリフォルニア州の銃乱射事件を受けて、来年の大統領選挙の共和党指名レースでトップを走るトランプ氏が、「イスラム教徒のアメリカへの入国を禁止するべきだ」と訴えました。

 共和党・トランプ氏:「イスラム教徒の米国への入国を全面的、かつ完全に禁止するよう求める」
 カリフォルニア州の銃乱射事件の容疑者はイスラム過激派の思想に影響を受けていたとされています。トランプ氏は演説で、イスラム教徒の多くがアメリカ人に対して憎悪を抱いているという世論調査があると述べました。そのうえで、国の指導者らが何が起きているのか把握できるまではイスラム教徒の入国を禁止するしか「我々に選択肢はない」と訴えました。CNNによりますと、この発言を受けてホワイトハウスのローズ大統領副補佐官は、「アメリカ国民の価値観に反している」とトランプ氏を非難しました。また、民主党だけでなく、共和党のほかの大統領選候補者からもトランプ氏に対する批判が相次ぎ、波紋が広がっています。

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