慰安婦問題“最終決着” 日韓で何が決められたのか[2015/12/28 17:45]

 日本と韓国は慰安婦問題について、韓国側が求めてきた国としての責任を認めることなどで最終決着したと発表しました。

 岸田文雄外務大臣:「日本政府は責任を痛感している。安倍内閣総理大臣は、日本国の内閣総理大臣として、心からおわびと反省の気持ちを表明します」
 尹炳世(ユン・ビョンセ)外相:「在韓日本大使館前の少女像については、韓国政府は関連団体との協議などを通じて、適切に解決されるよう努力する」
 日韓の合意事項には、元慰安婦への具体的な措置として、韓国政府が財団を設立し、日本政府が約10億円規模の予算を取って名誉回復の事業を行うことや、日本大使館の前に設置された少女像について、移転など適切な解決に向けて努力することなどが含まれています。日本と韓国は、今回の合意が着実に実施されることを前提に、慰安婦問題を最終的かつ不可逆的に解決すると確認しました。今後、国連など国際社会において、この問題について互いに非難することを控えると約束しました。

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