台湾南部の地震から「72時間」 依然108人不明[2016/02/09 05:50]

 台湾の地震は、発生から生存率が低下するとされる72時間が過ぎました。倒壊した16階建てのマンションからは8日、4人が救出されましたが、依然、108人が取り残されているとみられます。

 台湾で6日未明に起きた地震では、これまでに38人の死亡が確認されていて、そのうち、36人が倒壊した16階建てのマンションで亡くなっています。8日、このマンションから男女4人が救助されましたが、依然、108人ががれきの下に取り残されているとみられます。このうち30人は子どもだということです。発生から生存率が低下するとされる72時間が経ちましたが、当局は、倒壊したマンションの3カ所に生存者がいる可能性があるとして、24時間態勢で救助活動を続けています。一方、5月から台湾総統に就任する民進党の蔡英文主席は「老朽化した建物の検査を行うよう提案したい」などと、就任後に防災対策を強化する意向を示しています。

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