韓国が独自制裁 開城工業団地の操業を停止[2016/02/11 00:23]

 北朝鮮による事実上のミサイル発射などを受けて、韓国は、北朝鮮と共同で運営する開城(ケソン)工業団地の操業を全面的に停止する独自制裁を決めました。

 開城工業団地では韓国企業の工場で北朝鮮の労働者が働いていて、北朝鮮の貴重な外貨収入源となっています。韓国政府は、開城工業団地を通じて、これまでに日本円で600億円以上が北朝鮮に流入し、結果的に「核兵器と長距離ミサイルを高度化するために悪用された」として、操業を全面的に中断することを決めました。韓国は7日の“ミサイル発射”後、南北軍事境界線付近で金正恩体制を批判する宣伝放送を拡大する独自制裁を行ってきました。今回、新たに開城工業団地の全面中断という強力な制裁を決めたことで、北朝鮮からは強い反発が予想されます。

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