“妖精”シャラポワ ドーピング検査で“陽性”[2016/03/08 10:31]

 女子テニスのマリア・シャラポワ選手(28)が会見し、ドーピング検査で陽性反応が出たことを明らかにしました。引退については否定しています。

 マリア・シャラポワ選手:「こんなふうにキャリアを終わらせたくない。もう一度、チャンスが与えられることを望む」
 シャラポワ選手は、全豪オープン出場に伴って提出したサンプルから禁止薬物「メルドニウム」の陽性反応が検出されたと発表しました。シャラポワ選手は「健康上の問題が複数あった」と説明していて、2006年からメルドニウムを服用していたということです。メルドニウムは心疾患の治療などにも使われますが、今年の1月1日から禁止薬物に指定されていました。シャラポワ選手は「禁止薬物に追加されていたことを知らなかった」と話しています。
 市民:「ドーピング検査に引っ掛かってしまったのは悲しいね。良い選手だからね」「ドーピング検査で陽性反応が出たなら、出場するべきではないと思う」「複雑な問題だよね。選手には良いプレーをしなければというプレッシャーがあり、薬物を使わなければいけないと感じるのかもしれない」
 国際テニス連盟は、処分が決定するまでシャラポワ選手を12日から一時的な資格停止処分とすることを発表しました。シャラポワ選手は左腕のけがを理由に、9日から開幕するパリバ・オープンの欠場を発表していました。

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