命がけの渡河　足止め難民、耐え兼ね強行突破

　しびれを切らした難民が国境を強行突破です。

　冬の凍てつく川を着の身着のままの人たちが渡っていきます。シリアなどからの難民のうち、約1万2000人がギリシャとマケドニアの国境が封鎖されてからギリシャ側で足止めされていました。路上でテントを張るなどしていましたが、寒さなどに耐え兼ねて14日、国境の強行突破を始めました。マケドニア警察によりますと、3人が増水した川で溺れ、死亡したということです。国境を越えた難民は2000人に上るという報道もありますが、数百人がマケドニア側で拘束されました。拘束された難民らは、ギリシャへ送り返されるということです。