オバマ大統領「歴史的機会」 キューバに笑顔で到着[2016/03/21 11:45]

 キューバでは、1959年に革命が起きて社会主義を掲げるカストロ政権が誕生しました。1961年にアメリカと国交を断絶し、翌年には核戦争目前のキューバ危機が起きました。その後も半世紀以上にわたって両国は対立してきましたが、オバマ大統領が対キューバ政策を見直して去年7月に国交を回復し、ようやく今回の歴史的な訪問が実現しました。

 オバマ大統領は日本時間の21日午前5時半ごろ、キューバの空港に降り立ちました。到着直前に雨が降り、自ら傘を差してミシェル夫人や2人の娘らとともに笑顔で出迎えを受けました。
 オバマ米大統領:「これは歴史的訪問だ。キューバの人々と交流できる歴史的な機会だ」
 オバマ大統領は、去年にハバナに開設したアメリカ大使館の職員らと会い、キューバとの関係改善の重要性を強調しました。21日にはラウル・カストロ議長と会談し、国交正常化をさらに加速させていく方針を確認します。また、22日にはキューバ国民に向けて演説し、キューバの民主化や人権状況の改善の重要性を訴えます。

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