「イスラム国」が犯行声明 空港の容疑者カメラに[2016/03/23 05:50]

 ベルギーの空港や地下鉄で爆発が起き、少なくとも34人が死亡したテロで、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出しました。

 (天本周一記者報告)
 空港での「自爆テロ」の容疑者が今も1人逃走中であることから、ブリュッセル市内では22日夜になっても厳戒態勢が続いています。22日、ベルギーのブリュッセル国際空港や市内の地下鉄では連続して爆発が起き、2カ所で合わせて少なくとも34人が死亡し、180人以上がけがをしました。ベルギー検察の発表によりますと、空港での爆発は自爆テロで、容疑者は3人。そのうち2人は死亡したものの、1人は現場から逃走したということです。空港ではスーツケースに隠された自爆ベルトのほか自動小銃も見つかっています。一方、地下鉄の爆発は通勤時間と重なり、被害が拡大しました。「イスラム国」は22日、2つの事件に関して声明を出し、自分たちの犯行であることを明らかにしました。ブリュッセルでは、容疑者に関する家宅捜索などが夜になった今も続いていて、捜索を受けたアパートでは「イスラム国」の旗のほか、爆弾などが見つかったということです。

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