ベルギー連続爆破テロ、日本人2人が巻き込まれる[2016/03/23 11:45]

 ベルギーの空港や地下鉄で起きた連続テロ事件で、日本人男性2人が巻き込まれ、けがをしたことが分かりました。

 ブリュッセルの国際空港や地下鉄で起きた今回の連続テロ事件では、少なくとも34人が死亡し、200人以上がけがをしました。
 岸田外務大臣:「邦人の方、1名重傷、1名軽傷が確認されています」
 日本政府関係者などによりますと、2人とも現地在住の男性で、地下鉄で事件に巻き込まれました。重傷を負った男性は30代で、現在、病院の集中治療室にいるということです。ベルギー当局によりますと、空港での爆発は「自爆テロ」で、3人の容疑者が3つの爆弾をそれぞれのスーツケースに隠し持っていました。2人は現場で死亡したものの、1人は逃走中です。また、空港では自爆用のベルトや自動小銃なども見つかりました。空港と地下鉄、両方の事件に関して過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出しています。声明では、「『イスラム国』に敵対し、協力し合った十字軍の国々に侵略の返答として今後の暗い日々を約束をする」などとさらなる犯行をほのめかしています。

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