トランプ氏「在日米軍撤退」発言で 米国務省が反論[2016/03/29 11:57]

 アメリカ大統領選挙の共和党候補者選びでトップを走るトランプ氏が在日アメリカ軍撤退の可能性に言及したことについて、アメリカ国務省は「日本への支援は変わらない」と否定しました。

 「日米安保条約は不公平だ」と主張するトランプ氏は、「在日アメリカ軍の駐留経費を日本が大幅に増額しなければ撤退もあり得る」と発言しています。これに対し、国務省のカービー報道官は「候補者の発言には立ち入らない」としながらも、「日本との条約に真剣に向き合う姿勢に変わりはない」と強調しました。
 アメリカ国務省・カービー報道官:「日本が防衛に対する姿勢を見直しているなか、我々が続けている日本政府への支援は変わらない」
 また、日本と韓国の核保有を否定しないというトランプ氏の主張についても、カービー報道官は「非核化が朝鮮半島の将来に必要だという考えは変わっていない」との立場を示しました。

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