文書巡りパナマ大統領「独立委で透明性高める」[2016/04/07 17:30]

 いわゆる「パナマ文書」で揺れるパナマの大統領が独立委員会を設置して、国の金融・財務システムを再調査し、透明性を高めていくと述べました。

 パナマのバレラ大統領は6日、国内外の専門家からなる独立委員会を立ち上げ、国の金融・財務の実態を調査し、透明性を確保するための提案を作成することを明らかにしました。そのうえで、司法機関や国際社会と協力し、世界的に波紋を起こしているパナマ文書に関わる問題に取り組んでいくと述べました。タックスヘイブン(租税回避地)での会社設立などを手掛ける法律事務所の情報が流出してから、パナマに対しては国際的な非難の声が高まっています。フランスは、課税問題で非協力的だとしてパナマをブラックリスト掲載国としたほか、OECD(経済協力開発機構)も税制の透明性を国際的な基準に合わせるよう求めています。

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