「パナマ文書」問題 G20“課税逃れ対策”で声明[2016/04/17 00:23]

 ワシントンで開かれていたG20(20カ国財務大臣・中央銀行総裁会議)は、「パナマ文書」問題を踏まえ、課税逃れの対策を盛り込んだ共同声明を発表して閉幕しました。

 共同声明では、各国の税務当局が資金の流れを把握するため、銀行口座の情報を自動的に交換する枠組みにすべての国が参加するよう求めました。さらに、課税逃れや資金洗浄対策として、ペーパーカンパニーの実質的な所有者に関する情報の透明性を改善することが極めて重要としました。
 麻生財務大臣:「自動的情報交換の促進、制度の透明性を向上させることが合意されているので、極めて有効に働く」
 また、世界経済については、成長を支えるために金融や構造改革などすべての政策手段を用いていくことが確認されました。

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