デビッド・ケイ教授が来日 “秘密保護法”で懸念[2016/04/19 19:45]

 日本での「表現の自由」を調査した国連の担当者が特定秘密保護法などを挙げ、報道の独立性について懸念を示しました。

 国連人権理事会で表現の自由を担当するアメリカのデビッド・ケイ教授は19日、東京都内で会見を開き、日本の現状について意見を述べました。ケイ教授は日本では表現の自由に関する強い基盤があると評価したものの、「ここ数年の傾向は心配だ」と述べました。そのうえで、報道の独立性が脅かされているとしました。
 デビッド・ケイ教授:「ジャーナリストやコメンテーターは、一種のプレッシャーを受けているというような印象がある」
 日本に関する調査は初めてで、ケイ教授は特定秘密保護法に関して「秘密の幅が広すぎるし、基準が不透明だ」と批判しました。この調査に関する報告書は、国連が来年に公開します。

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