南沙諸島に中国軍音楽隊 実効支配強化アピールか[2016/05/05 00:23]

 南シナ海の南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島で中国が建設を進める人工島に中国軍の音楽隊が上陸しました。実効支配の強化をアピールする狙いがあるとみられます。

 中国の国防省によりますと、南沙諸島の永暑礁、英語名、ファイアリー・クロス礁に2日、中国海軍の音楽隊約50人が上陸しました。この人工島では、中国が滑走路や住宅などの建設を進めています。音楽隊は現地に駐留する軍人や建設作業員らを前に、歌や踊りを披露したということです。今回、音楽隊は大型の軍艦で派遣されていて、中国側には実効支配の強化をアピールする狙いがあるとみられます。また、軍艦は2万トン級の大型揚陸艦で、港などのインフラ整備が進んでいることも示した形です。

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