北朝鮮“特別重大放送”金第1書記が“非核化”言及[2016/05/08 16:54]

 北朝鮮の朝鮮中央テレビは8日午後、「特別重大放送」を始めると予告し、その後、党大会で金正恩第1書記が行った演説を録画放送しました。

 (李志善記者報告)
 (Q.重大発表はどのように伝わった?)
 特別重大放送ですが、報道の前にこれから重大発表があるというアナウンスがあり、報道陣はプレスセンターに集まって、一時、騒然としながらどういった放送が流れるのかを注視していました。そして、8日の労働新聞ですが、普段の4倍の紙面で24枚の紙面があります。中身は国内の内政や対外関係など多岐にわたっています。この特別放送というのはまだ続いていて、メディアはプレスセンターのなかでこの状況がどのように続いていくのか、中身は何なのかということを逐一、チェックしているような状況です。
 (Q.取材が難しいなかで海外メディアの状況はどうか?)
 今回の取材の第一の目的というのは党大会の取材という名目なので、入れるかどうかは事前に知らされてなく、情報もなかったということです。メディアは関心が高いので、直接、お伝えできない部分に関しては緊張感、フラストレーションはたまっていると思います。
 (Q.「世界の非核化」を海外メディアはどのように受け止めた?)
 この非核化に関して、まず演説の中身について国外のメディアがいつも見ている国営の通信社を通じて朝までにこの内容が入るということは分かっていましたが、この「非核化」というキーワードについてメディアを案内する関係者に聞いたところ、「この非核化に向けて(実現に向けて)努力するという言葉はアメリカなどの核保有国が核放棄をあってこそ、わたしたちも核放棄を考えるということだ」と強調していました。

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