パナマ文書公表のICIJ 法律事務所の提訴意向に反論[2016/05/13 08:01]

 いわゆる「パナマ文書」の流出元になった法律事務所が提訴する構えを見せていることについて、この文書を公表したICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)が反論しました。

 ICIJ・ゲバラ副代表:「我々は公式な訴状も受け取っていないし、提訴が行われたという情報も得ていない」
 ゲバラ副代表は、文書の流出元になったパナマの法律事務所「モサック・フォンセカ事務所」からタックスヘイブンと呼ばれる租税回避地に関わる会社や個人の名前などを公表しないよう要請されたが、拒否したと述べました。また、各国の政府からの協力要請に応じるつもりはないと強調しました。フォンセカ事務所は、ICIJに対して「法的な行動を起こすしかない」という声明を出していますが、裁判で情報が公表されることを恐れ、実際には提訴しないとみられています。

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