「悲惨な戦争忘れるな」米大統領の広島訪問に元捕虜[2016/05/14 14:55]

 オバマ大統領の広島訪問について、日本軍の元捕虜らが「訪問は歓迎する」としながらも、「日本が始めた悲惨な戦争だったことを忘れてはならない」と釘を刺しました。

 第2次世界大戦中、旧日本軍の捕虜となった退役軍人や遺族らで構成される全米バターン・コレヒドールの会は12日、オバマ大統領の広島訪問について声明を発表しました。訪問を歓迎するとしながらも、「戦争は日本が始めたものでアジアで平和のためにアメリカや同盟国が戦った歴史上、最も悲惨な戦争だったことを忘れてはならない」と釘を刺しました。
 一方、オバマ政権のもとでTPP(環太平洋経済連携協定)交渉を担当し、広島を訪問した経験もあるカトラー氏は、日米関係にとって「進展」だと述べました。
 前米通商代表部次席代表代行、ウェンディ・カトラー氏:「広島にはAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の年(2010年)に私も訪れた。個人的に非常に感動的な経験だった。(大統領の訪問は)日米関係にとって非常に建設的な進展だと思う」

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