“鎮魂の思い”被爆死した米兵へも[2016/05/27 00:22]

 広島の原爆で亡くなったアメリカ兵の慰霊に力を注いできた被爆者の男性が平和への思いを語りました。

 広島に原爆が投下された時、当時、広島に捕虜として収容されていたアメリカ兵12人も犠牲になりました。自らも被爆した森重昭さんは、彼らを日本人の犠牲者と同じように慰霊するため、40年以上かけて遺影を提供してもらえるよう遺族を説得しました。
 広島で被爆した森重昭氏:「全員が送ってくれましたよ、ついに。長い長い間、一生懸命やった。名刺にたった一言、サンキュー。それで来ましたよ」
 森さんは「鎮魂の思い」を込めて慰霊のプレートを広島市内に設置し、少しでも多くの人に犠牲になったアメリカ兵のことを知ってもらいたいと願っています。

こちらも読まれています