“命のビザ” イスラエルに「杉原千畝通り」[2016/06/08 19:32]

 第2次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から逃れようとしたユダヤ人数千人に人道的立場からビザを発給した外交官・杉原千畝さんの名前を付けた通りがイスラエルにつくられました。

 イスラエルのネタニヤで7日に行われた命名式では、「スギハラ・チウネ通り」と書かれた案内板から幕が取り除かれると拍手が起こりました。式典には、杉原さんが発給したビザを受け取った人々のほか、息子の伸生さんも出席しました。
 杉原千畝氏の息子・伸生さん:「父もとても喜んでいると思います。(空を見上げ)きっと見ているでしょう」
 杉原さんはリトアニアの日本領事館で領事代理を務めていた1940年、ナチス・ドイツの迫害から逃れようとポーランドなどから脱出したユダヤ人に対し、人道的立場から独断でビザを発給しました。命を救ったユダヤ人難民らは約6000人に上るということです。

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