「結果を受け入れる」ケイコ氏 ペルー大統領選挙[2016/06/11 11:50]

 大接戦になっていたペルーの大統領選挙で、クチンスキー元首相にわずかな差で敗れたフジモリ元大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏(41)は「結果を受け入れる」と敗北を認めました。

 ケイコ・フジモリ氏:「選挙管理当局が出した結果を民主主義的に受け入れる。なぜなら、私たちはペルー国民(の意見)を真に尊重する政党だからだ」
 5日に投開票されたペルーの大統領選挙は、わずかな疑問票を除いて10日に開票が終了し、クチンスキー元首相の得票率が50.12%とケイコ氏の49.88%を上回りました。クチンスキー元首相はすでに勝利宣言をしていますが、歴史的な接戦になったことから、ケイコ氏が結果を受け入れるかどうか注目が集まっていました。ケイコ氏は10日、「責任のある野党になっていく」と述べ、敗北を認めました。2011年に続いて再びわずかな差で敗北し、初の女性大統領の誕生、そして、親子2代にわたる日系人の大統領の誕生は実現しませんでした。

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