「日本企業失いたくない」ロンドン市長、EU残留主張[2016/06/13 11:55]

 イギリスで来週に実施されるEU(ヨーロッパ連合)からの離脱の賛否を問う国民投票を前に、ロンドン市長は「拠点を置く日本企業を失いたくない」とEU残留の必要性を強調しました。

 ロンドン市長、サディク・カーン氏:「私が懸念しているのは、もしイギリスがEUから離脱したら、日本企業はヨーロッパの本拠地をロンドンに置くのかという点です。日本企業は我々の雇用や成長にとって重要で、どの企業もロンドンを離れてほしくない」
 エリザベス女王の90歳を祝う行事の会場でANNの取材に応じたロンドンのカーン市長は、経済成長や安全保障の面からもイギリスはEUに残留するべきだと強調しました。一方で、前のロンドン市長のボリス・ジョンソン氏は、移民問題などを背景にEUからの離脱を訴えるなど、イギリスでは離脱の賛否が拮抗(きっこう)していて、23日の国民投票に向けて激しい論戦が続いています。

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