「EU残留派」巻き返す 英議員殺害事件が影響か[2016/06/19 11:46]

 EU(ヨーロッパ連合)からの離脱の是非を問うイギリスの国民投票について、最新の世論調査で、殺害された国会議員が支持していた「残留派」が巻き返す結果になりました。

 最新の世論調査では「EU残留派」が44%、「離脱派」が43%で、残留派が1ポイント上回りました。前回の調査では離脱派が7ポイントリードしていましたが、ジョー・コックス議員の殺害事件を受けて世論が残留に傾いた模様です。ただ、ほかの調査では離脱派が優勢のものもあります。国会議事堂の前は、コックス議員を追悼する市民が手向けた花で埋め尽くされています。
 追悼に訪れた男性:「(事件後)国民はもっと冷静に落ち着いて判断をするだろう」
 離脱派、残留派とも活動を中断していましたが、23日の国民投票に向けて19日から集会などを再開します。

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