米トヨタなど日本企業が本社機能をテキサスに移転[2016/07/14 10:02]

　アメリカで事業展開するトヨタなど、日本の企業が本社機能を南部のテキサス州に移す動きが広がっています。

　トヨタは製造・販売など事業ごとに分散している本社機能をテキサス州プレイノ市に集約し、来年春以降に「北米本社」を設立する方針です。テキサス州は東海岸と西海岸の真ん中にあり、工場など各事業所との移動や連絡が効率的だということです。また、農機メーカー大手のクボタもカリフォルニア州の本社を来年、テキサス州のダラス近郊に移す予定です。こうした動きはアメリカ企業にも出ていて、テキサス州は規制が緩やかで税金や労働コストが比較的、安い事情も背景にあるとみられます。