上野・国立西洋美術館が世界遺産に 日本で20件目[2016/07/17 17:28]

 17日午後、東京・上野にある国立西洋美術館の世界遺産登録が決まりました。

 トルコで行われているユネスコの世界遺産委員会は、国立西洋美術館などフランスで活躍した建築家・コルビュジエが設計した17の建物について世界遺産登録を決定しました。1959年に完成した国立西洋美術館は日本国内で唯一のコルビュジエの建築で、1階の部分を柱だけで支える建築工法など日本の現代建築に大きな影響を与えました。日本では、文化遺産と自然遺産を合わせて20件目の世界遺産登録になります。また、ヨーロッパや南アメリカなど複数の大陸にまたがる世界遺産登録は初めてです。国立西洋美術館の地元の東京・台東区では、文化庁の宮田長官や服部区長など関係者が集まり、決定の瞬間、歓喜の輪が広がりました。過去2回、世界遺産への登録が見送られた経緯もあり、街ぐるみでお祝いムードが高まっています。
 国立西洋美術館を訪れた人:「良かったですね。いったん、先延ばしになるって聞いていたので」

こちらも読まれています