死刑制度の復活も視野 政府の権限強化へ トルコ[2016/07/18 11:49]

 トルコ政府はクーデター鎮圧後、約6000人を拘束するなど不満分子の一掃を進めていて、今後、廃止した死刑制度の復活も視野に入れています。

 トルコのエルドアン大統領は17日、クーデターなどの再発防止に向け、死刑制度を早期に復活する必要があるとの考えを示しました。EU(ヨーロッパ連合)加盟を目指すトルコは2002年に死刑制度を廃止しましたが、制度の復活で政府のさらなる権限の強化を図る考えです。イスタンブール市内ではエルドアン大統領も参列し、大統領の側近らの葬儀が行われました。今回のクーデターでは市民や警察官ら161人が死亡、1400人以上がけがをしています。

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