日韓外相、「慰安婦問題の合意」誠実に実施で一致[2016/07/25 17:43]

 ラオスでASEAN(東南アジア諸国連合)の関連会議に出席中の岸田外務大臣は25日、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と会談し、元慰安婦を支援する財団に10億円を拠出することなど、両国の合意を着実に進めていくことで一致しました。

 岸田大臣は25日、ASEAN関連の一連の会議に先立ち、韓国の尹外相と会談しました。会談では、韓国側から元慰安婦を支援する財団の設立準備状況の説明を受け、日本側が10億円を拠出することなどが盛り込まれた去年12月の両国の合意を、誠実かつ着実に実施することで一致しました。北朝鮮問題では引き続き、拉致問題を含めて連携していくことを確認しました。また、岸田大臣は、韓国が決めた最新ミサイル迎撃システム「THAAD」配備の支持についても改めて伝えました。また、南シナ海問題では、紛争の平和的解決に向け、引き続き連携していくことで一致しました。岸田大臣は一連の会議で、ASEAN諸国や中国などとも会談し、南シナ海問題や北朝鮮問題などで日本の考えを伝えます。

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