アメリカ初の女性大統領へ決意 トランプ氏徹底批判[2016/07/29 17:23]

 アメリカ初の女性大統領を目指すクリントン前国務長官が、民主党大会の最終日に候補指名の受諾演説を行い、打倒トランプ氏を訴えました。

 (山下達也記者報告)
 クリントン氏はステージで大きな歓声を浴びながら演説しました。そして、党内の結束と絶対にトランプ氏に勝つという決意をアピールしました。
 民主党大統領候補・クリントン氏:「今夜、我々は米国がより完全に結束する節目に到達した。主要な党が初めて女性を大統領候補に指名した」
 トランプ氏については「アメリカを分断させていて、『アメリカが一番』と言いながらも、トランプブランドの製品は中国などで生産されている」と批判し、戦闘態勢に入りました。党大会は連日満員で、大物ゲストも登場し、共和党大会よりも盛り上がりました。閉幕する時は天井から風船が落ちてくる数すらも圧倒的に民主党の方が多く、資金力や演出力の違いを感じさせました。懸案のサンダース支持者については、オバマ大統領やビル・クリントン元大統領の演説のおかげもあり、かなりクリントン氏支持に傾きました。クリントン氏の弱点の好感度の低さがどれだけ改善されたかは未知数ですが、9月から始まるテレビ討論会などでトランプ氏に差を付けることができるかが今後の焦点となります。

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