「イスラム国」影響も 地下鉄刺傷事件の男に終身刑[2016/08/02 08:00]

 ロンドンの地下鉄の駅で、去年12月に男性をナイフで襲った男に終身刑が言い渡されました。男は過激派組織「イスラム国」の影響を受けていました。

 ソマリア出身のムハイディン・ミア被告(30)は去年12月、ロンドン東部の地下鉄の駅で、男性をナイフで刺したとして殺人未遂の罪に問われていました。ミア被告の携帯電話からは「イスラム国」に関係する画像が見つかっていて、裁判ではイギリスのシリア空爆に反対して事件を起こしたと話していました。裁判所は1日、ミア被告に終身刑を言い渡しました。一方、ロンドン警視庁のホーガンハウ警視総監は、31日付の新聞で、イギリス国内でのテロについて「起きるかどうかではなく、いつ起きるのかが問題だ」と指摘し、市民に警戒と協力を呼び掛けました。

こちらも読まれています