国際パラリンピック委、ロシア選手団の出場認めず[2016/08/08 06:08]

 ロシアの国家ぐるみのドーピング問題を受け、IPC(国際パラリンピック委員会)は、ロシアのパラリンピックの選手団をリオデジャネイロ大会に参加させない方針を発表しました。

 国際パラリンピック委・クレーブン会長:「ロシアの反ドーピングシステムは機能せず、堕落しきっている。だから、資格停止処分の決定をするしかなかった」
 IPCは7日、ブラジル・リオ市内で記者会見し、ロシアのパラリンピック委員会を資格停止処分にすると明らかにしました。この決定により、ロシアのパラリンピック選手全員が9月に開幕するリオ大会に参加できなくなりました。IPCのクレーブン会長は「ルールを順守していないのは明白だ。ロシア政府は自国の選手を裏切った」と批判しています。今回の決定を受け、ロシアのスポーツ相はスポーツ仲裁裁判所に提訴する考えを示しました。

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