ロクテ選手らの強盗被害はウソ?米2選手の出国阻止[2016/08/18 16:28]

 競泳で金メダルを獲得したアメリカのライアン・ロクテ選手(32)ら4人が被害を訴えた強盗事件について、虚偽申告の可能性が指摘され、うち2人の選手がアメリカへの出国を阻止されました。

 ロクテ選手ら4人の競泳選手は14日朝、ブラジル・リオデジャネイロ市内で「強盗に銃を突き付けられ、財布を奪われた」などと話していました。この事件について警察が捜査していましたが、ロクテ選手らの証言を裏付ける十分な証拠がないとして、17日に帰国しようと空港にいた2人の選手を事情聴取のため、一時、拘束しました。地元メディアによりますと、警察は2人のパスポートを没収し、出国を禁止する措置を取ったということです。ロクテ選手はすでにアメリカに帰国しています。残る1人の選手は拘束された2人と同じ飛行機を予約していたものの、警察が見つけられなかったという報道もあります。地元当局によりますと、選手村の防犯カメラには、ロクテ選手らが強盗被害に遭ったと説明した時刻の約3時間後に多くの荷物を持って笑顔で選手村に戻る様子が映っていたということです。

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