フィリピン大統領が国連脱退を示唆 麻薬問題巡り[2016/08/22 14:55]

 フィリピンで警察官による麻薬犯罪容疑者の殺害が急増していることを国連の人権機関が非難したことに対して、ドゥテルテ大統領は国連脱退を示唆するなど反発しています。

 フィリピンのドゥテルテ大統領は、麻薬犯罪などの撲滅を最も重要な政策に掲げています。地元メディアによりますと、5月の当選以来、麻薬犯罪に関連して1000人以上が殺害されたということです。国連の人権機関などは「司法判断に委ねるべき」と批判しています。
 フィリピン、ドゥテルテ大統領:「国連が無礼な態度を取るならば我々は脱退するだけだ」
 ドゥテルテ大統領は、批判は内政干渉だとして国連からの脱退を示唆しました。しかし、ヤサイ外相は22日に会見し、大統領の発言は国連への深刻な失望の表れとして脱退を否定しました。

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