ミャンマーで和平会議始まる 少数民族と対話[2016/09/01 08:02]

 ミャンマーでアウン・サン・スー・チー国家顧問が呼び掛けた少数民族の武装勢力との本格的な和平会議が始まりました。

 ミャンマーには130以上の少数民族が住んでいるとされていて、1948年の独立以来、多数派のビルマ族中心の政府と一部の少数民族の武装勢力との間で戦闘が続いています。少数民族との全面的な和平を最優先課題としているスー・チー氏は政権発足後、初めての大規模な和平会議の開催を呼び掛けていました。先月31日、首都ネピドーで始まった会議には主要な17の武装組織が出席しました。しかし、現在も政府軍と戦闘を続ける一部の組織は参加を見送っています。会議は国連の潘基文事務総長らも出席し、5日間の日程で協議が続けられます。

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