「イスラム国」脱した“奴隷”女性 国連親善大使に[2016/09/17 16:00]

 過激派組織「イスラム国」に拉致されて奴隷のように扱われていたイラク人の女性が人身売買の撲滅を訴える国連の親善大使に選ばれました。

 ナディア・ムラド・バセー・タハさん(23)はおととし、イラクで「イスラム国」のメンバーに拉致されました。その後、奴隷のように扱われる生活が続きましたが、なんとか脱出しました。ナディアさんは16日、人身売買の撲滅を訴える国連の親善大使に任命され、「イスラム国」にいまだに拘束されている3000人以上の女性の解放を訴えました。
 一方、アメリカの国防総省はシリアで空爆を行い、「イスラム国」の宣伝動画の制作を指揮していた最高幹部の一人、ワイル・ファヤドを殺害したと発表しました。殺害によって「イスラム国」の能力を弱めることになるとしています。

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