「核兵器ない世界を」オバマ大統領、最後の国連演説[2016/09/21 11:48]

 アメリカのオバマ大統領は国連総会で任期中、最後となる演説に臨み、改めて「核兵器のない世界」の実現を訴えたうえで、北朝鮮の核実験を非難しました。

 オバマ大統領:「我々が核兵器の拡散を止め、核兵器のない世界を追求しない限り、核戦争の危険性から逃れることはできない。北朝鮮の核実験はすべての国を危険にさらす。合意を破る国は必ず重大な結果に直面する」
 オバマ大統領は北朝鮮を非難したうえで、「アメリカのような核兵器保有国には核兵器を削減し、核実験を二度と行わない責任がある」とも強調しました。5月の広島の訪問以外は核削減の具体的な実績がないこともあり、他の核保有国に対して協力を呼び掛けた形です。また、オバマ政権の成果として、イランとの核開発抑止に関する合意や地球温暖化対策の合意を挙げました。

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