総理、プーチン氏来日を説明 米「賢明な対応を」[2016/09/22 10:33]

 アメリカを訪問中の安倍総理大臣は、バイデン副大統領と会談しました。バイデン氏が日本とロシアの北方領土交渉に不安を示し、安倍総理が理解を求めました。

 バイデン氏はプーチン大統領の日本訪問について聞き、安倍総理は「北方領土問題は、私とプーチン大統領が話し合うことでしか解決できない」と説明しました。バイデン氏は「賢明な対応を確信している」と述べたということです。
 岸田外務大臣:「(ロシアとの対話は)米国はじめ、G7諸国から理解されると考えている」
 一方、岸田大臣はその直後にロシアのラブロフ外相と会談し、プーチン大統領の来日に向けて準備を進める方針で一致しました。オバマ政権は、制裁を科しているロシアとの交渉を懸念していますが、安倍政権はアメリカ大統領の交代の時期となる12月の首脳会談で、北方領土交渉で歴史的進展を図る思惑です。

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