シリア情勢で国連が緊急会合 米ロが非難合戦[2016/09/26 05:55]

 国連の安全保障理事会はシリア情勢の緊急会合を開きましたが、アメリカとロシアが互いを非難し合う事態になりました。

 安保理はアメリカなどの要請で日曜日の25日に緊急招集されました。アメリカのパワー国連大使は、シリアのアサド政権とロシアがシリア北部のアレッポで実施した3日間の爆撃によって139人が死亡し、100人以上が負傷したと非難しました。
 アメリカ、パワー国連大使:「ロシアが支援し、行っていることはテロへの攻撃ではない。破壊行為だ」
 これに対し、ロシアのチュルキン国連大使は「ロシアはシリアのことをどの国よりも考えている。アメリカはシリアの反政府勢力に影響力を及ぼすことができない」と批判しました。反政府勢力を支援するアメリカはアサド政権とロシアに空爆の停止を求めていますが、停戦合意は事実上、崩壊しています。

こちらも読まれています