「サウジがテロ支援」米同時多発テロ遺族が政府提訴[2016/10/03 07:36]

 2001年のアメリカ同時多発テロで夫を失った遺族が、サウジアラビアがテロを支援したとしてサウジ政府を相手取り、損害賠償を求める訴えを起こしました。

 CNNによりますと、提訴したのは海軍中佐だった夫を亡くしたステファニー・デシモーヌさんとその娘です。2人は「サウジ政府はテロ組織『アルカイダ』を10年以上、支援した。この支援がなければテロを実行できなかった」と主張しています。アメリカでは先月28日、テロに関与した外国の政府をアメリカ人が提訴できる法が成立しました。この法案を巡り、オバマ大統領はサウジとの関係を損なうとともに、アメリカ政府が外国から訴えられる可能性も懸念して拒否権を発動しましたが、議会に覆されました。

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