フィリピン大統領 “ヒトラー発言”を謝罪[2016/10/03 22:34]

 フィリピンのドゥテルテ大統領は、自らが進める麻薬撲滅運動に関連して、ヒトラーのユダヤ人虐殺を引き合いに出した発言について謝罪しました。

 ドゥテルテ大統領は先月30日、記者会見で「ヒトラーは300万人のユダヤ人を虐殺した。フィリピンには300万人の麻薬中毒者がいる。私は彼らを喜んで抹殺する」などと述べました。この発言に対して、ユダヤ人団体などから批判の声が上がり、ドゥテルテ大統領は2日、「ユダヤ人が殺害された記憶を汚すつもりはなかった。心から謝罪する」と述べました。ただ、麻薬犯罪の容疑者の超法規的な殺害は今後も続けていく方針を改めて強調しました。

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