核実験、ミサイル発射“警戒”北朝鮮の党創建記念日[2016/10/10 11:46]

 北朝鮮は10日、朝鮮労働党の創建記念日を迎えました。核実験や弾道ミサイルの発射に踏み切る可能性があり、韓国は警戒を強めています。

 (西村香織記者報告)
 韓国軍とアメリカ軍は偵察機を増やすなど厳戒態勢を確認していますが、今のところ特別な兆候は確認されていません。韓国国防省は「北朝鮮の核実験はいつでもできる状態にあり、いつ行うかは決心の問題だ」と説明しました。北朝鮮では今月に入り、核実験場やミサイル発射場で動きがあったことなどもあり、韓国政府は10日の記念日の前後に6回目の核実験か弾道ミサイル発射を行う可能性があるとみて警戒していました。10日からは、朝鮮半島の周辺海域で「不屈の意志」と名付けられた米韓合同軍事演習が始まりました。北朝鮮の挑発に対して、米韓同盟の強力な報復の意志を見せつける目的だと明らかにしていて、アメリカの原子力空母「ロナルド・レーガン」も参加し、北朝鮮の重要施設を攻撃する訓練などが行われます。北朝鮮は合同軍事演習に対し、これまで何度も抗議をしていて、さらなる反発も予想されます。

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