ヒトラーの生家取り壊しへ…信奉者らの聖地化を防止[2016/10/18 17:35]

 ナチス・ドイツの独裁者、ヒトラーの生家が取り壊されることになりました。

 オーストリア政府は17日、北部のブラウナウに残るナチスのアドルフ・ヒトラー総統の生家を取り壊す方針を明らかにしました。専門家委員会の勧告に基づいた決定で、ネオ・ナチなどヒトラー信奉者の「聖地」になることを避けることが目的だということです。取り壊しで歴史と向き合う機会が失われるとの意見もありましたが、専門家委員会は、そのまま残した場合、「歴史を否定しようとしている」と解釈される恐れがあるとして、建物の保存に反対しました。跡地には、全く関係のない公的機関が入る建物が建設されます。

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