若者の「無気力さ」浮き彫りに 米大統領選[2016/10/19 06:55]

 アメリカ大統領選の投開票が来月8日に迫るなか、メディアの世論調査では、民主党のクリントン候補の優位が鮮明になっています。また、選挙に対して無気力な若者が増えていることが分かりました。

 10日から16日にかけ、約2万5000人を対象に行われたNBCなどの世論調査では、クリントン氏に投票すると答えた人は46%で、トランプ氏を6ポイントリードしました。また、USAトゥデーなどが35歳未満の「ミレニアルズ」と呼ばれる若い世代を対象に行った調査では、クリントン氏を支持すると答えた人は68%に上り、トランプ氏の20%を大幅に上回りました。しかし、実際に投票に行くと答えた人は1020人中400人で、全体の4割を切りました。また「自分の1票があまり大事だと思わない」と考える若者は、1月の調査では37%でしたが、今回の調査では46%に増えるなど、選挙に対する若者の無気力さが目立っています。メディアは、オバマ大統領が誕生した2008年の選挙では若者の影響力が大きかったことを挙げ、「対照的だ」と分析しています。

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