中国のGDPは6.7%増 7−9月期 減速傾向は一段落[2016/10/19 17:28]

 中国の7月から9月までのGDP(国内総生産)は、前の年の同じ時期と比べて6.7%の伸びとなりました。3四半期連続の横ばいとなり、減速傾向は一段落した形です。

 国家統計局・盛来運報道官:「今年に入ってから経済は全体的に平穏だ。平穏ななかで進歩があり、平穏ななかで質の向上があり、予想を上回っている」
 国家統計局の報道官は、輸出入額の落ち込みが一段落したことや工場からの出荷価格であるPPI(生産者物価指数)が約4年半ぶりにプラスに転じたことなどを挙げ、中国経済は落ち着いていると強調しました。また、不動産バブルの発生を抑えるために、20以上の都市が住宅の購入制限を導入したことについては「全国的な影響は少ない」としています。中国政府は今年から、GDPの成長率目標を6.5%から7.0%の間に引き下げていて、これまでのところ、目標を達成しています。

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