ベトナムの要衝・カムラン湾に中国艦船が寄港[2016/10/22 22:21]

 中国と南シナ海の領有権問題を抱えるベトナムの要衝、カムラン湾に中国海軍の艦船が寄港しました。

 ベトナムの国営メディアによりますと、22日、中国の海軍の艦船3隻がカムラン湾に到着しました。カムラン湾はベトナムの重要な軍事拠点で、これまで外国の軍艦などの寄港は厳しく制限されていましたが、3月に外国の民間船舶も利用できる国際港として整備されました。4月には日本の海上自衛隊の護衛艦2隻が寄港したほか、今月2日にはアメリカ海軍のミサイル駆逐艦と潜水母艦が入港しました。ベトナムは南シナ海問題で中国と対立していますが、同じく領有権問題を抱えるフィリピンのドゥテルテ大統領が中国との融和路線を進めるなかで一定の配慮を示したものとみられます。

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