比ドゥテルテ大統領「米国との軍事同盟変わらない」[2016/10/25 05:53]

 25日から日本を訪問するフィリピンのドゥテルテ大統領が24日夜、ANNなどの取材に応じ、悪化が懸念されるアメリカとの関係について「軍事的な同盟は変わらない」との考えを示しました。

 フィリピン、ドゥテルテ大統領:「中国との同盟関係ができるとしたら、貿易や商業に関するものだろう。米国との軍事的な同盟があるので、(中国のような)他の国とは結ぶことはない」
 また、南シナ海問題では、日本に先立って訪れた中国での首脳会談で、フィリピンが全面的に勝訴した国際仲裁裁判所の判決を事実上、棚上げした形となりましたが、ドゥテルテ大統領は将来、話し合うことで合意したことを明らかにしました。
 フィリピン、ドゥテルテ大統領:「今回は話題にしないと決めたが、いつかは仲裁裁判の判決について2国間で話し合わなければならないと合意した」
 大統領は「日本との関係は特別に深いものだ」と述べ、親日家の一面もうかがわせました。今回の滞在は27日までで、海洋安全保障、テロ、薬物問題などについても協議したいとしています。

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