中国「フィリピンの関係、日本は水差すべきでない」[2016/10/25 23:54]

 フィリピンのドゥテルテ大統領の訪日で、中国外務省が南シナ海問題を念頭に、日本に対して「中国とフィリピンの関係改善の流れに逆行すべきではない」と牽制(けんせい)しました。

 中国外務省・陸慷報道局長:「中国とフィリピンは関係を全面的に回復し、積極的に協力していく大きな流れにある。その他の国の言動はこうした動きに資するべきだし、それに逆行するべきでない」
 中国外務省は南シナ海問題を含め、中国とフィリピンの関係は全面的な改善の流れにあると強調し、日本は水を差すべきではないと牽制しました。また、中国国営テレビはドゥテルテ氏の訪日を特集し、「日本はフィリピンを取り込もうとするだろうが、フィリピンが日本のリズムに乗ることはないだろう」という専門家の分析を紹介しています。

こちらも読まれています