強い地震相次ぐイタリア中部 避難住民10万人以上か[2016/10/31 11:56]

 イタリア中部で起きた地震で、地元当局は避難生活を送る住民が10万人を超える恐れもあるという見方を示しました。

 イタリア中部ノルチャ近郊で30日に起きた地震では、地震の規模を示すマグニチュードは6.6で、1980年以来、イタリア国内で最大規模でした。現地メディアによりますと、約20人がけがをしました。死者や行方不明者は出ていないということです。相次ぐ地震で多くの住民がすでに自宅から避難していたため、被害を免れたとみられています。一方で、避難する人は増え続けていて、地元当局は10万人を超える恐れもあるという見方を示しました。避難先のホテルやテントの数が足りないため、一部の住民はバスや車の中で過ごしていて、過酷な避難生活を強いられています。

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