“敵地”で攻勢 “隠れトランプ”の若者に変化訴え[2016/11/08 11:50]

 アメリカ大統領選はいよいよ日本時間の8日夜から投票が始まります。猛烈に追い上げる共和党のトランプ氏は、激戦州の一つで民主党の牙城(がじょう)でもあるニューハンプシャー州で最後の追い込みをかけています。

 (横地明子記者報告)
 投票日直前の夜の集会は鍵となる「若者」を取り込むために、ニューハンプシャーの大学のアリーナで行われました。7日だけでトランプ氏は5カ所を回る強行スケジュールで、最後の追い込みをかけています。
 共和党・トランプ氏:「有権者は変革を心から渇望している。クリントン氏に(大統領を)4年間やらせるのか?」
 ニューハンプシャーは、予備選で民主党のクリントン氏が若者に人気だった同じく民主党のサンダース元候補に惨敗した場所です。トランプ氏はサンダース支持者だった若者を取り込もうと、土壇場になって攻勢を強めています。既存の政治に対して改革や変化を求めてきた若者はクリントン氏への拒否感が強く、民主党から共和党のトランプ氏にくら替えする人もいます。ある学生は「表立っては言わないけれども、皆、実はこっそりとトランプに投票するよ」とも話していて、こうした隠れトランプ派の動きが勝負の決め手になるかもしれません。

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