間もなく投票 最後の集会終え両候補の動きは?[2016/11/08 17:18]

 現在、アメリカは11月8日早朝で、ニューヨークは午前3時という時間帯です。最後の集会を終えた民主党のクリントン氏と共和党のトランプ氏は今後、どのような動きを見せるのでしょうか。

 (山下達也記者報告)
 (Q.両候補の投票日の予定は?)
 両候補は深夜の集会を終えて、ニューヨークに戻ってきているところです。日が明けると、2人とも自ら投票にいきます。そして、夜は開票結果を受けての「勝利集会」をニューヨークでセットしています。当然、どちらか一方は「敗北集会」になります。ただ、トランプ氏が負けた場合に、素直に敗北を認めるかということも焦点です。日本と違って当日も活動ができるので、トランプ陣営関係者によりますと、トランプ氏は夜の集会まで何か活動を起こしそうです。最後まで目立とうとして何かパフォーマンスを仕掛けてくるのかもしれません。
 (Q.最新の情勢は?)
 期日前投票のデータでは5000万人以上が投票をした見通しで、全体の4割近くになります。ある調査では、期日前投票をした人に聞くと、クリントン氏に投票した人が多いということです。これは、伝統的に民主党がヒスパニックの方などに組織力を生かして促しています。トランプ氏の支持層の白人の方は当日に投票に行くことが多いです。アメリカメディアは「クリントン氏がやや有利だが、トランプ氏が実は激戦州の調査では上回っている所が多いので、激戦州の大半を勝てばトランプ氏が勝つ」と、つまり、かなり接戦で、仮にクリントン氏が勝っても僅差であると非常に際どい読みをしています。

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