解決に向け団結を タイで拉致問題のシンポジウム[2016/11/17 23:44]

 北朝鮮による拉致問題で、日本などの拉致被害者の家族が集まったシンポジウムがタイ・バンコクで開かれ、解決に向けて国際社会が団結することが必要だと訴えました。

 シンポジウムには、拉致被害者の増元るみ子さんの弟・増元照明さんや韓国人拉致被害者の家族のほか、1978年にマカオで失踪し、拉致されたとみられるタイ人女性のおいらも参加しました。
 増元るみ子さんの弟・増元照明さん:「世界が本気で北朝鮮の人権問題を是正するために、今こそ立ち上がるべき時ではないでしょうか」
 シンポジウムには80人以上の大学生らが集まり、各国の拉致被害者が行方不明になった際の経緯などについて真剣な表情で聞いていました。増元さんは会見で、拉致問題の解決に進展がないことについて「『どうしても助けなきゃいけない』という気持ちが政府にあまり見られない」「強い意思で、どうしても取り戻すという思いを結集すべきだと思う」と述べました。

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